作成 2022.7
7 モネ(1840〜1926)
クロード・モネはパリに生まれ、
5歳のときにセーヌ川河口の街ル・アーブルに引っ越した。
子どものころから絵が巧かった。
海浜画家ブーダン(1824〜98)に認められる。
パリに出て画家を目指す。
しかし、フランスアカデミズムの巨大な壁に阻まれる。
が、このフランスアカデミズムに立ち向かう先輩画家もいた。
クールベ(1819〜1877)、マネ(1832〜1883)、
コロー(1796〜1875)、ドービニー(1817〜78)たちだ。
先輩たちはモネを支援してくれた。
1《印象・日の出》1872年
油彩 キャンバス 50×65p パリ マルモッタン美術館
2《キャピシーヌ大通り》1872年
油彩 キャンバス 80×60p ニューヨーク 個人蔵
3《旗で飾られたモントルグイユ街》1878年
油彩 キャンバス 62×33p ルーアン美術館
上掲3点が若きモネの傑作だろうか?
その後の長い人生。傑作も多い。
しかし、私が32歳のとき、上野の西洋美術館・モネ展で見た
《ばら》には驚嘆した。
モネ83〜85歳のころの絵。横2mの大画面。
これから50年絵を描き続けないとこの絵は描けないのかぁ〜〜〜。
ぶひゃ〜〜〜。
《ばら》クラスの傑作はいっぱいある。たっぷりご覧ください。
これこそがスーパー爺ちゃんペインター・モネです。
4《ばら》1923〜25年
油彩 キャンバス 130×200p パリ マルモッタン美術館
5《ジヴェルニーのばらの小径》1924〜25年
油彩 キャンバス 88.6×100p 東京 個人
6《藤》1917〜20年
油彩 キャンバス 100×200p ドルー マルセル・ドッサル美術館
7《睡蓮》1917〜21年
油彩 キャンバス 100×200p パリ マルモッタン美術館
8《睡蓮》1916〜19年
油彩 キャンバス 130.2×200.7p ニューヨーク メトロポリタン美術館
9《睡蓮とアガパンサス》1920〜23年
油彩 キャンバス 140×120p パリ マルモッタン美術館
10《アイリス》1920〜23年
油彩 キャンバス 105×73p パリ マルモッタン美術館
11《キスゲ》1920〜23年
油彩 キャンバス 140×120p パリ マルモッタン美術館
12《アイリス》1888〜92年
油彩 キャンバス 200×150p バーゼル エルンスト・バイエラー
13《しだれ柳》1920〜23年
油彩 キャンバス 110.5×100p バーゼル エルンスト・バイエラー
14《睡蓮》1917〜1921年
油彩 キャンバス 200×180p パリ マルモッタン美術館
15《睡蓮、柳の反映》(下の部分)1916年 油彩 キャンバス
元の大きさ199.3×424.4p 上野 国立西洋美術館
*以前に書いたモネ関連の記事です。あわせてご一読ください。
愛される理由(ルノアールの不思議)98/4/9更新