作成 2022.5
1 ドガ(1834〜1917)
Edger Degas
エドガー・ドガはパリに生まれた。
祖父がイタリアの銀行家だったほどの資産家の家。
初め法律を学んだが、絵画への思いが強く画家となる。
当時のフランスパリ画壇の主流だったアカデミズムの画塾で学び、
同時代の巨匠アングル(1780〜1867)を尊敬した。
その後、見えたもの、同時代のものを描くという姿勢に転向。
そういう意味では前衛画家だった。印象派展を実現させた中心人物。
しかし、人嫌いで、皮肉屋。生涯独身。かなりの変わり者。
1《ダンスの試験》1880年
パステル 紙 63×48p コロラド テンヴァ―美術館
2《菊と婦人像》1865年
パステル キャンバスに紙貼り 74×92p
ニューヨーク メトロポリタン美術館
3《階段を登る踊り子たち》1886〜90年
油彩 キャンバス 39×89.5p パリ オルセー美術館
ルノワールのことば
「もしドガが50歳で死んでいたら、
優秀な画家としての名声は残しても、
それ以上ではなかっただろう。
彼の作品がふくらみはじめ、
彼がドガとなったのは50歳のときからである」
4《身体をふく女》1886年頃
パステル 紙 55×71p フィラデルフィア マッキルヘニー氏蔵
5《浴槽に入る女》1890年頃
パステル 紙 55.9×47.6p ニューヨーク メトロポリタン美術館
6《右足を拭う正面向きの女》1886年
パステル 紙 72×49p ローマ 国立近代美術館
7《就寝》1883年頃
パステル 紙にモノタイプ 23×44.5p ロンドン テートギャラリー
8《横たわる女》1886〜88年
パステル 紙 48×87p パリ オルセー美術館
9《入浴後》1896年
油彩 キャンバス 116×97p パリ 個人蔵
10《化粧する女》1905年頃
木炭、パステル 紙 48×62p 東京 国立西洋美術館
11《梳(くしけず)る女》制作年不明
パステル 紙 大きさ不明 『洋画技法講座 デッサン』(美術出版社)より
12《髪をふく女》1888〜92年
パステル 紙 48×53p ミュンヘン ノイエ・ピナコテーク
13《浴後》1889年
パステル 紙 73×65p 個人蔵
14《朝の入浴》1890年頃 パステル 紙
70×42.8p シカゴ・アート・インスティテュート
*以前に書いたドガの記事です。あわせてご一読ください。
ドガの世界(わがスーパークロッキーの祖師)98/5/18更新